私だけの年下彼氏
男が見えなくなると気が抜けて私はその場に座り込んでしまった




「はぁ~怖かった~」




「香織さぁ…あーいう奴は上手くかわせよ」




「そんなのどうやったらいいか分かんないし」




さすがにこんなところで座り込むのはいけないと思い立とうとするがなぜか足に力が入らない




「あ…あれ?」




「ったく…何やってんだよ」




そう言いながらも隆は手を差し伸べてくれる




なんだか子供みたいに両手で起き上がらせようとしてるのが恥ずかしかったけど一人じゃ立てないので遠慮なく隆の手を取った
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