君を愛した
蓮が入ってきた。
「旦那様の登場か。香凛私たち会場で待ってるね。」
『うん。』
「香凛…。」
『蓮…すごくかっこいい…。』
真っ白なタキシードに身を包んだ蓮はめちゃくちゃかっこよかった。
「ありがとう。香凛もめっちゃ綺麗。」
『ありがとう。』
突然ギュッと抱きしめられた。
「誰にも見せたくないな。」
『何それ。』
「何、イチャついてんだ?」
『お兄ちゃん!!ノックくらいしてよ!!』
「したよ。お前らが「香凛ちゃ~ん!!」
突然何かが飛び付いてきた。
『優ちゃん。来てくれありがとう。』
「僕も香凛ちゃんと結婚したい!!」
「優哉、香凛は俺と結婚すんの。」
「なんで、蓮なんだよ!!僕も香凛ちゃん好きなのに。」
『ごめんね。私、優ちゃんのこと好きだけど、蓮のことは愛してるから。』
そう言うと、チュッと私にキスをしてきた優ちゃん。
「これで我慢する。」
「お前何香凛にキスしてんだ!?しかも口って…。」