君を愛した
おまけ

異変



結婚式から数ヶ月。



久しぶりに美桜と休みがあったので、美桜の家に遊びに来ている。



ちなみに美桜と真吾くんも同棲を始めたらしい。



「あたしも結婚したいなぁ~」



『次は美桜の番じゃない?』



私の結婚式でブーケトスをしたら、見事美桜がキャッチしたのだ。



「まだプロポーズもされてないし。」



『真吾くん勉強忙しそうだもんね。』



「うん。」



今も隣の部屋で勉強中らしいのであまり騒げない。




「お腹すいたしなんか頼もうか。」



『うん。』



気づくともうお昼だった。



「ピザでいい?」



『いいよ。』



数分後、ピザが届いた。



「美味しそう。」



『………。』



「真吾も呼ぼうか。って香凛?どうかした。」



『………っ!!』




急に気持ち悪くなりトイレに駆け込む。




「香凛!?大丈夫!?」



しばらくして、トイレを出る。



ピザの匂いをかぐとまた気持ち悪くなる。



『ちょっと気持ち悪くて…。ごめんね。』



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