君を愛した

「退院おめでとう。爽くん桜ちゃんばいばい。」



『お世話になりました。』




「あぅあぅ~。」

「うぅ~。」



――――
―――
――




『桜、爽、ここがお家だよ~。』



家族が増えたこともあり、蓮のアパートじゃ狭いので、近くのマンションに引っ越した。



「荷物ひろがってるから、足元気をつけろよ?」



『うん。』



「ギャァー」



『あらら。爽どうしたの?』



「お腹すいてんじゃね?」




『じゃあおっぱいあげなきゃ。』



「お、おっぱい…。」



『爽~ご飯だよ~。』



美味しそうにおっぱいを飲む爽。



『可愛い~。美味しい?』



「爽め…。俺のおっぱい…。」




『お腹いっぱいになったかな…?』



「香凛。俺も。」



『は?』



「俺もおっぱい『ふざけないで。』




「……はい。」




『拗ねないでよ。』




チュッ



「か、香凛!!」



『っふふ』


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――


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