君を愛した
「香凛、おはよ。」
『…おはよ。』
朝になっても何もいってくれない蓮にイラっとしてしまった。
『……私、先に行くね。』
と言って、早めに家を出た。
――――
―――
――
不機嫌のまま学校に着いた。
「香凛♪誕生日おめでとう。はい、プレゼント。」
『……ありがとう。』
「なんかあった?」
不思議そうな美桜。
『何でもない。』
美桜と別れ、授業を受ける教室に行く。
「あ、香凛おはよ。」
『おはよ…。』
「香凛、今日誕生日って言ってたよね?おめでとう。これ、プレゼント。」
『ありがと。』
「なんか元気ないね。」
『そんなことないよ。』