君を愛した


だるい入学式が終わり、4人でお茶をする。



「あ~疲れた。」



「俺も。」



男二人はネクタイを緩める。



「なんかネクタイを緩める仕草ってきゅんとする!!」



『そう?』



くだらない話をしていると、外を歩いているあおいを発見した。




「あ、あおい。」




「ん?知り合い?」



『入学式で隣だった子。』



「ふ~ん。綺麗な子だね。」



蓮の言葉に少しムッとする。




『綺麗じゃなくてすいませんね。』




蓮が他の子を誉めたのが初めてだったのでどうしたらいいか分からず、可愛くない言い方をしてしまった。




「何?香凛ヤキモチ?」




『ヤキモチだよ…。』




「ごめん、ごめん。香凛が一番可愛いよ。」



そう言ってキスされた。



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