君を愛した

栗原さん



「何で香凛、まだミニスカートはいてんの?」



『え?なんか可愛い服にはまっちゃって。』



「……ちょっとこっちこい。」



『何?きゃっ!?』



いきなり足を捕まれた。



『何するの!?』



そして…



『やッ……くすぐっい!やめてよ~』



スカートから出てる太ももにキスマークをつけられる。




「よし。」



『………これじゃスカートはけない。』



スカートじゃ隠せない部分にキスマークをうまいことつけている。



「じゃあジーパンでいいじゃん。」




しょうがないからマキシ丈のワンピースに着替えた。




――――
―――
――



学校に着くと、藤森くんに会った。



「あ、春瀬。」



『藤森くん。』


蓮の顔色がなんとなく変わった気がする。



「これ、この前の資料。」



『あ、ありがとう。』



「じゃ。」



あっと言う間に居なくなってしまった。



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