君を愛した
「か、香凛!!」
『蓮。いい加減、裸で寝る癖直して!!せめてズボンくらいはいてよね!!』
「はい。」
ジロッと栗原彩乃を睨み付ける。
『あんたも服着なさいよ。』
「………。」
『ねぇ蓮。私と栗原さんどっちが好きなの?』
「それは…俺は香凛が好きだ。って言うかこれは『言い訳はあとで聞く。』
「はい。」
『栗原さん、朝も言ったけどもう付きまとわないで。これは立派なストーカーよ。』
「………。」
『なんとかいいなさいよ。』
「蓮は、もう私を好きになってくれないの?」
「悪いけど、栗原を好きになることはない。」
「わかった。迷惑かけてごめんなさい。」
服を着た栗原彩乃は部屋を飛び出していった。