君を愛した


『で、蓮さん。どう言うことかな?』



笑顔で問いかける。



「か、香凛さん…落ち着いてください。」



『いいから説明して。』



「はい。」



蓮に聞いたところ、もうお昼を過ぎているにも関わらず寝ていたそうだ。インターホンがなったため私だと思い、体にシーツを巻いてドアを開けたら栗原彩乃が立っていたらしい。




私、インターホンならさないし。




そして、栗原彩乃は部屋に入ると服を脱ぎ蓮に抱きついたそうだ。



そこに私が帰宅したらしい。



意味がわからん。




『本当になにもしてないよね?』




「してないよ!!」



『………。』



「信じてください。」



ってか裸のままドアを開けるとかまずいだろ。



『これからは寝るときズボンははきなよ。』




「はい。」



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