君を愛した


「違うよ!!この前紹介した子だよ。」



「確か春瀬さんだっけ?」



「そうだよ。」



「今から迎えに行く。住所言え。」



「え!?待ってよ!!すぐ帰るから!!」



「迎えに来られちゃまずいのか?」



「違うよ…。」



『住所言っていいよ。』



「ごめん。」



電話を切ったとたんあおいは怯えだした。



『蓮、隠れてた方がいいかもね。』



「おう。」



「迷惑かけてごめんなさい。」



『一緒にいい解決方法を考えよ?』



「うん。」




ピンポーン



しばらくすると魁さんがやって来た。



『はい。』



ドアを開けると、いきなり部屋に上がってきた。



そして、部屋の押し入れなどを開けようとする。



「やめてよ!!ここ人の家だよ!!」



「うるさい!!」



ドン



「痛っ…。」



『あおい大丈夫?すみません。やめてもらえますか?』



刺激しないように言った。



魁さんは蓮が隠れている押し入れの前にいた。



すると…



「あおいを連れ出すのやめてもらえますか?」



と言われた。


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