人魚姫に憧れて
夢も現実も

自分が生きるため、人魚姫は大好きな王子様を殺さなくてはなりませんでした。

私は…音楽が好きなのに…
大好きなの…それなのに…

周りの人魚達は声をそろえて人魚姫に言います。
「王子を短剣で刺せ」と。

「ねぇ、何アイツ」
「全然役立たないし」
「てか、気持ち悪いんだけど」
人魚姫は泣きました。そして、王子様を刺せなかった彼女は泡になる道を選びました。

吹奏楽が大好きだった。
今だって…
だけど、あの場所に居ると、
辛くて苦しくて。
だから…私は…
逃げたんだ。

人魚姫は神様の元に行きました。


天に行く時、人魚姫は幸せだったのだろうか?

空に上がって行く彼女は微笑んでいたという。


じゃあ、私は?


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