爽やか×S王子様と私の恋



何分かがたった後



ガラガラガラッッ


担任の伊藤が来た。



「今から出席とるぞー!相川!青木!新井!・・・」



伊藤が出席をとっている間
私はずっと外を見ていた。


鳥がゆうゆうと空を飛んでいるのを見たり
雲の動きを見ていた。


そのまま
ぼけーっとしていると



「・・・村!中村っ!!」


ん?
誰?
せっかく空を見てたのに・・・

と思い声のする方を向いてみた



すると
眉間に皺を寄せながら
伊藤が私の名前を呼んでいた。


『はーい。』



わたしはそう一言言うなり
また外を見始めようとした。


だけど伊藤が何か私に言うので私は伊藤の方を向き


『なんですか?』


と言い放った。


「お前は何回名前を呼べば気づくんだっ!話をしっかり聞いていろ!」


と注意された。



私は早く空が見たくて


『はーい。』


と軽く返事をした。
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