ふたりの恋
恭介くんにメールを入れてからあたしは駅で恭介くんを待っていた。
恭介くん・・来てくれるって言ってたけど・・・
来てもらってどうしよ・・・
なんだか、申し訳なくなってきた・・・
ふぅ~っと空を見上げた時にポンポンと肩を叩かれた。
「リサ!!ごめん、待たせちゃって・・・」
そこには息を切らせている恭介くんがいた。
「あ、あたしこそ・・ごめん・・なんか・・」
「いいのいいの!俺が勝手に来たんだから・・・」
「・・でも・・・」
あたしは大丈夫だから・・って言おうとした時、
「「きょーーーーーーすけくん♪」」
あたしの背後から聞いたことのある声がした。
あたしも、恭介くんもハッとする。
思わず振り返って見てみると、そこにはケンタくんとヒロトくんがいた。
「ゲっ?!お前ら何してんだよ!!」
「ってか・・・この子・・・リサっちじゃん?!」
「どゆこと?!?!まさか・・恭介、お前・・・」
ケンタくんと、ヒロトくんは驚きを隠せないでいた。