ふたりの恋
ソレを手にとって、ケンタくんを見た。
「ゴホン!!えっと・・・君たち?僕たちの存在忘れていませんか??」
わ・・・忘れてた・・・
うぅ・・・恥ずかしい・・・
京真は「ッチ!あと少しだったのに・・・」と不満そう。
恭介くんは横を向いて携帯をいじり、ヒロトくんとシュンくんはニヤニヤとあたしを見る。
「リサっち、その、手に持ってるやつ・・俺からのプレゼントね♪京真はいらないかもしれないけど・・・教育上ね♪」
手にしていたものを見て、
・・・なに?なんか見たことあるけど・・・
コ・・・コン・・・
あたしは発狂した。
「きゃぁーーーーーーーーーっっ!!」
「気が利くじゃん♪ってか、でも残念ながら俺は《生派》だから・・・必要ねぇ!!」
なに、そんなことで得意げに言ってんの?!
「でも、せっかくだから・・・使わせていただこうか♪リサ♪」
あたしは、京真から逃げ出した。
おわり
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