紅学園

「あーめんどくせー。お前能力は?って聞いてもどーせ後でわかるかー」




頭をぽりぽりかいて歩いていく、20歳前半の宮部先生。




探るように聞かれなくてほっとした。




やたらがやがやしている教室のドアの前でとまり、宮部先生は私をひきつれ教室に入ってく。






「みやっちゃーん!ひさー!」




「おう、ひさー。今日は転入生紹介するー」





紹介する前に、イスに座ってない人ほとんどですが。




空中に浮いてる人とか、机の上に足を乗っけている人とか。




まともに座ってる人数名・・・。



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