紅学園
「日向玲。えーとりあえず仲良くしとけよー。日向、あそこの席座れ。」


・・・げ。

心の中で舌打ちをできるものならしたい気分だった。



よりによってクラスの真ん中にいるような人の隣・・・。





私が座ると、そのとなりに空席があり、その隣にその人がいる。




空席があるだけまだましか・・・。





私は無言で座る。
座るまでがめんどうくさかったけど。





足ひっかけようと紐をひいてあったり、
それをいちいち飛び越えて行かなきゃいけないのがものすごいめんどくさかった。



やることがちまちましてて笑いそうになるのを必死でこらえてた。
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