紅学園
「おい、武器選んでやれ」



「はいはい。律はせっかちだねぇ。その様子だと歩くときに早めに行き過ぎて玲ちゃん、歩くの大変だったんじゃないの?」



「そんなことどうでもいい」


律はピシャリと言い放った。





「というか、人が選ぶんじゃなくて武器が選ぶんだけどね」




といって苦笑する。


「武器が?」


私が首をかしげていると。


「手はどっち利き手?」



「右利きですが・・・」



不思議に思いながらも右をそろそろと出していく。




「そう、じゃぁ、右手だしといてね。」



そういって、武器屋の人は武器をあさりだした。
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