紅学園
「はぁっ・・・いきなり呼び出すなばかやろう!!こっちは忙しいんだっつの!!」


ついたとたんネクタイをゆるませ、汗だくな顔に手で仰いでいる。




「うるさい。お前の生徒。」

そういって校長先生は私を指差す。





「ん?あー・・・お前名前は?」




こっちにやっと振り向いた、私の担任。



いままで気づかなかったのだろうか。




「日向玲です」





「ようし、日向、俺は宮部。能力としては、空気で造形をする魔法を使う。よろしく」




「よろしくお願いします」



「んじゃしっつれーしましたー」



「失礼しました。」




「日向さんがんばってきてねー。」



・・・何を?
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