【完】愛する君と、



「ってことで、日曜日、楽しみにしとけよ。

最高の誕生日にしてやる!」


俺は優しく、優の頭を撫でた。


「…」


優は、少し、不安そうな顔をしている。


「優?」

「…うん、ありがと」


優は精一杯笑ったように見えた。



この表情を見て、俺は…何も言えなかった。



何も…聞けなかった。




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