【完】愛する君と、
その後、俺は優を家まで送り、デパートへと向かった。
さて、と…優へのプレゼント…何にしようか。
女子高生が欲しがる物なんて、知らねーし…。
俺は適当にデパートをまわっていると、偶然、伊藤を見つけた。
「あれ? 直紀じゃん」
「…よっ」
コイツに聞いてみるか…?」
「どうしたの?」
「いや…。なぁ、女子高生が欲しい物、ってなに?」
「…あぁ、なるほど」
伊藤は事情がわかったのか、「ふぅん」と笑った。