【完】愛する君と、
「どうしたんだよ」
「落ち込んでるんだよ…」
「ぇ、なんか怒られたの?」
「ちげーよ、バカ。俺がそんなヘマすっかよ」
「…だよなっ」
これでも、いちよういい成績はとっている。
せっかく半年猛勉強して、願望の大学に入れたんだ。
俺は、ポッケからケータイをだして、『新着メール問い合わせ』を押した。
しばらくしたら、『新着メールはありません』の文字。
俺はもう一度机に伏せた。
「なに、メール待ち?」
「ぉー…」
「誰?」
「…超可愛い高校生」
「はぁ?」
もうマジ限界…。