【完】愛する君と、



「優、まだ脱ぐなよ。それでホテル行くんだから」

「はぁ?!」

ホテル?!

「はい、これでいいっすか?」

直紀は1万円札を数枚出した。

高っ…!!

ってか、そうだよ!

考えてみれば、いかにも高そうだし…!!

「ぁ、あと髪も」

「そうね! じゃあ、こっちね♪」

「ぇ」

あたしは無理矢理髪にカールをつけられ、三十分くらいして終わった。


はぁ…もうわけわかんない。


「優ちゃん可愛い♪ 妹にしたいわぁ!!」

「…はぁ」


カールで、最近はやりのフンワリとした形。

まさか自分がこんな髪型で、出かける日なんてないと思ってたけど…。





< 284 / 464 >

この作品をシェア

pagetop