【完】愛する君と、
大爆笑してる真にいい加減、腹が立ってきた。
「おい…いい加減にしろよ、シン」
「わ、わりっ…! でも、見てみてーな。お前がナンパした女子高校生♪」
「誰が見せるかよ、バーカ!」
「なに、そんなに可愛いの?」
「おぅ」
「ふぅん…」
「もう、マジ惚れだから」
「へぇ、お前が」
「…なぁ、今日の講義もう終わり?」
「ん、俺はあと1つあるな」
「んじゃ、俺帰る」
「はぁ? 待っててくれねーの?!」
「惚れた女に会いにいくんだよ」
「…お前、どこの高校か知ってんの?」
「知るわけねーじゃん」
「はぁっ?!」
「まぁ、目星はついてるから。じゃーな」
「ぇえ?! 俺も会いたい! ピチピチの女子高生!」
「ナンパしてろ」
そう言い捨てて、俺は大学をでた。