【完】愛する君と、
あたしは上機嫌で教室に入った。
いつもは、時々授業をサボったりしてたけど、直紀の手前、そういう事はできない。
「おはよ、優♪」
「千里おはよ〜!」
「ぉ、機嫌良いじゃん。相変わらず仲が良いみたいだね」
「うん」
「そりゃ良かった♪」
千里はニコニコしながら、あたしの前の席に座った。
「ってことは、水曜日も予定入ってる?」
「もちろん」
「まぁ、あたしもあるんだけど♪」
「へぇ! 秀太くん?」
「そぅ! もぅ、秀ってば超カッコイイの!! 上手いしさ〜♪」
まぁ、直紀の弟だもんねー…。
あたしはいまいち、上手い下手がわからない。
直紀にしか抱かれた事ないし。