恋しくて~優しい三角関係!?~
さっちゃんと夏希と別れたあとも、ずっと頭の中には先輩がいた。
今までにない感覚。
なんだろうな。
結局、結論が出ないまま寝てしまい朝を迎えてしまった。
「ちーちゃん、おはよう」
玄関を出るとさっちゃんが自転車に乗って後ろから声をかけてきた。
「おはよう」
さっちゃんの目が腫れてることに気づいた。
「ちーちゃん…あのね、別れた~」
「あ~そうなの?」
やっぱり、だから目が腫れてたんだ。
「なんか、私といるより友達といたほうが楽しいんだって」
「そうなの。まあ、次があるでしょ」
「絶対、いい女になって後悔させてやるんだから!」
さっちゃんは、空に叫びながら自転車を飛ばした。