恋しくて~優しい三角関係!?~
下駄箱で他愛のない会話をしてると……
「あ、あの先輩」
「え?」
私の言葉に、2人が反応した。
「ううん、何でもない」
私の視線の先には、あの先輩がいた。
昨日、私に声を掛けた先輩が。
先輩が私の視線に気づいたのかこっちに近づいてきた。
「ねえ!君、たしか……昨日紙渡した子だよね?」
先輩は、私に話しかけてきた。
「はい、そうです」
「君なら、マネージャーに向いてる気がするんだ。考えといて」
そういって、先輩は友達と階段を登ってきた。
――――ドクン、ドクン
なんだろう。
先輩を見ると胸が苦しい。