恋しくて~優しい三角関係!?~
「千晴、顔赤いよ?」
「えっ!?」
私は、自分の頬に手を当てた。
熱い……。
「熱でもあるんじゃない?保健室行く?」
「だ、大丈夫。熱ないよ、教室行こう?遅刻しちゃう」
なんで顔が熱いんだろう。
このとき、夏希が笑みを浮かべたことも
このとき、私の心がちょっとずつ変化していることも
このとき、私の未来がちょっと変化していることも
全く気づかなかった。
いつかは、すぐそこに来ていたんだ。