危険、注意報!
step.01
犬猿の仲
キーンコーンといつも通りのチャイムが鳴ってお昼の時間になった。私は友達の静香の元にお弁当を抱えて走る。
「しーずか!お弁当一緒に食べよー」
「いいけど…勉強の邪魔しないでね」
「あー5限目、現代文のテストだっけ?」
「学年トップにならないと…」
「がんばってね!」
教科書を片手にパンを口に運ぶ静香。
私もタコさんウィンナーをぱくり。
さぁっと風になびいてカーテンがゆれる。
心地いい風をうけていたら、近くから視線を感じた。視線の先を向くと…
「また律高の男子がこっち見てるよ…」
「また?ここを覗くくらいなら教科書眺めとけって感じ。りお、カーテン閉めて」
すっぱり冷たく言い放つ静香。
でも静香のこういうサバサバした性格が気に入ってたりもする…。
「はーい!」
そう返事をしカーテンをかける。
あ、紹介遅れてた…!
ここは名門、聖華学園。
私はこの学園の生徒、篠原りお。
そしてすぐ隣にある高校は、
金持ちのお坊ちゃん、お嬢様が通う
低脳な律王高校。高い金額を出せば勉強しなくても簡単に卒業できちゃう甘い高校。
わたしの大嫌いな人間がいる高校。
「しーずか!お弁当一緒に食べよー」
「いいけど…勉強の邪魔しないでね」
「あー5限目、現代文のテストだっけ?」
「学年トップにならないと…」
「がんばってね!」
教科書を片手にパンを口に運ぶ静香。
私もタコさんウィンナーをぱくり。
さぁっと風になびいてカーテンがゆれる。
心地いい風をうけていたら、近くから視線を感じた。視線の先を向くと…
「また律高の男子がこっち見てるよ…」
「また?ここを覗くくらいなら教科書眺めとけって感じ。りお、カーテン閉めて」
すっぱり冷たく言い放つ静香。
でも静香のこういうサバサバした性格が気に入ってたりもする…。
「はーい!」
そう返事をしカーテンをかける。
あ、紹介遅れてた…!
ここは名門、聖華学園。
私はこの学園の生徒、篠原りお。
そしてすぐ隣にある高校は、
金持ちのお坊ちゃん、お嬢様が通う
低脳な律王高校。高い金額を出せば勉強しなくても簡単に卒業できちゃう甘い高校。
わたしの大嫌いな人間がいる高校。