おもちゃのユビワ
「私、バニラシェイク。紗季は?」
「私コーラ。」
飲み物だけ注文し、二階にある客席へ上がって行った。
二階の客席は半分くらいの席が埋まっていた。
ナオと紗季は窓辺に一列に並んだカウンター席を選んだ。
「ふー。紗季、買物長いよ。もしかして優柔不断な方?」
「ナオひどーい。でも実はそうなんだ。なかなか決められないの。ナオは?」
「私はどうかなあ。気に入ったら即買うかなあ。早い方かも。」
「ナオらしい感じ。」
二人は外の風景をぼんやり見ながら話していた。友達になったばかりの二人はお互いに知らないことが多い。
しかしナオは、紗季の性格が自分に合っている気がしていた。
意外に優柔不断であったことは今日知ったが、普段はキッパリサッパリした性格だ。
ナオもどちらかというとさっぱりした性格で、『トイレも一緒に』といったような、つるんで行動するというのが性に合わない方だった。
二人が打ち解けるのに、そう時間はかからなかった。
しばらく休んだ後、またショッピングを再開することになり、席を立とうとした時だった。
「私コーラ。」
飲み物だけ注文し、二階にある客席へ上がって行った。
二階の客席は半分くらいの席が埋まっていた。
ナオと紗季は窓辺に一列に並んだカウンター席を選んだ。
「ふー。紗季、買物長いよ。もしかして優柔不断な方?」
「ナオひどーい。でも実はそうなんだ。なかなか決められないの。ナオは?」
「私はどうかなあ。気に入ったら即買うかなあ。早い方かも。」
「ナオらしい感じ。」
二人は外の風景をぼんやり見ながら話していた。友達になったばかりの二人はお互いに知らないことが多い。
しかしナオは、紗季の性格が自分に合っている気がしていた。
意外に優柔不断であったことは今日知ったが、普段はキッパリサッパリした性格だ。
ナオもどちらかというとさっぱりした性格で、『トイレも一緒に』といったような、つるんで行動するというのが性に合わない方だった。
二人が打ち解けるのに、そう時間はかからなかった。
しばらく休んだ後、またショッピングを再開することになり、席を立とうとした時だった。