おもちゃのユビワ
(どうしよう…)
ナオは困ってしまった。高木のような積極的なアプローチを受けたのは初めてだ。
ナオは美人なタイプではないが、かわいくて、親しみやすさがあるので、もてないわけではない。
しかし今まではいつも秀二がそばにいたので、ナオを好きになった者がいたとしても、告白をしてくる者は少なかった。
それでも告白されたことがあったが、断るときまって『藤村がいるからですか』と聞かれた。違うと言っても、いつも一緒にいたので信じるはずもない。
今回は今までのパターンにはないことだった。
まず高木の場合は、学校が違うため、ナオと秀二の関係が分かりにくい。幼なじみだとナオが言えば、納得するだろう。
初めての経験にナオは戸惑った。
ナオは困ってしまった。高木のような積極的なアプローチを受けたのは初めてだ。
ナオは美人なタイプではないが、かわいくて、親しみやすさがあるので、もてないわけではない。
しかし今まではいつも秀二がそばにいたので、ナオを好きになった者がいたとしても、告白をしてくる者は少なかった。
それでも告白されたことがあったが、断るときまって『藤村がいるからですか』と聞かれた。違うと言っても、いつも一緒にいたので信じるはずもない。
今回は今までのパターンにはないことだった。
まず高木の場合は、学校が違うため、ナオと秀二の関係が分かりにくい。幼なじみだとナオが言えば、納得するだろう。
初めての経験にナオは戸惑った。