おもちゃのユビワ
「はい、ラスト、ダッシュ10本!」



マネージャーの声と共に部員たちが走り出す。



次々と走る姿を先生とマネージャーが見ている。



「はい、休憩しまーす。」



部員たちがわらわらと集まり休憩に入った。



「秀二くん、ちょっと…」



秀二は小池に呼ばれてついていった。



「どうした?」



「うん…言うか言わないでおくか悩んだんだけど。」



「何?」



小池はとても言いにくそうだった。



「マネージャーどこ行ったー?」



小池を探す先生の声がした。



「先生が呼んでるね。今日一緒に帰れる?」



「あ、ああ。」



秀二は帰る約束をした。



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