おもちゃのユビワ
「ナオと秀二くんてホントになんもないんだ。ただの幼なじみか。」



「そうだよ。
私好きな人いるしっ!」



「ナニナニ?新事実発覚?聞いてなーい。」



「まだ言ってなーい。」



「ね、ね、誰、誰?
うちの学校の人?同じ学年?」



「また今度ねっ。
ほら着いたよ。」



そう言うとナオは小走りに店の中に入った。



「えーっ!」



紗季は渋々店の中に入って行くのだった。



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