おもちゃのユビワ
文化祭当日。

いよいよ始まった文化祭に高校生たちは浮き足立っていた。



「さあさあ、売りまくるぞー!秀二、行くぞっ」



「分かってるさ、三上!」



秀二もいつもよりテンションが上がっていた。



「じゃあ、呼び込みするからねっ!」



ナオは店の前に立ち、メガホンを持って売り子になった。



「おいしいよ!おいしい焼きそばでーすっ」



焼きそば班の他のメンバーもチラシを持って校門でビラを配った。



「大盛り300円だよっ」



焼きそば班は盛況だった。



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