おもちゃのユビワ
秀二は大きな木の下に座り、空を見上げた。


「高けーな。」



吸い込まれそうな青い空だった。心地よい風が吹いている。



「あー、気持ちいい。」



汗だくの秀二の体に風が通り抜けていく。



秀二は目を閉じてナオを待った。



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