おもちゃのユビワ
次の日、ナオは珍しく早起きをした。
「おはようパパ、ママ。」
不機嫌にナオがあいさつした。
ママは食卓に座るナオに驚いて目を丸くしている。無理もない、今まで起こしても起こしてもなかなか起きないナオが自分から起きて座っているのだから。
「ナオ!
今日はどうしたの!
今起こしに行かなきゃって思ってたのよ。
すごいじゃない!やればできるんじゃない!ママ、ビックリしたわ!」
「ママ、そんなに驚かなくていいんじゃない?」
ナオは不機嫌さが倍増したように感じた。
どうやら寝坊しなくてもママの高音は毎朝聞かなければならないらしい。
「ふぁーーあ。眠い…」
「ナオったら、早起きしすぎたの?」
ナオはもう一度大きなあくびをした。
本当は早起きをしたのではない。
昨日あれからなかなか寝付けず、結局朝になってしまったのだ。
ナオは目をこすりながら朝食をすませ、早々と家を出ると、隣の秀二の家のチャイムを鳴らした。
ピンポーン
ガチャッと音がして、ドアが開き、驚いた顔の秀二が立っている。
「どうした!?」
「おはようパパ、ママ。」
不機嫌にナオがあいさつした。
ママは食卓に座るナオに驚いて目を丸くしている。無理もない、今まで起こしても起こしてもなかなか起きないナオが自分から起きて座っているのだから。
「ナオ!
今日はどうしたの!
今起こしに行かなきゃって思ってたのよ。
すごいじゃない!やればできるんじゃない!ママ、ビックリしたわ!」
「ママ、そんなに驚かなくていいんじゃない?」
ナオは不機嫌さが倍増したように感じた。
どうやら寝坊しなくてもママの高音は毎朝聞かなければならないらしい。
「ふぁーーあ。眠い…」
「ナオったら、早起きしすぎたの?」
ナオはもう一度大きなあくびをした。
本当は早起きをしたのではない。
昨日あれからなかなか寝付けず、結局朝になってしまったのだ。
ナオは目をこすりながら朝食をすませ、早々と家を出ると、隣の秀二の家のチャイムを鳴らした。
ピンポーン
ガチャッと音がして、ドアが開き、驚いた顔の秀二が立っている。
「どうした!?」