おもちゃのユビワ
「あー、今日は楽しかったな。」
ナオは自分の部屋に戻るなり、ベッドの小さな戸棚からユビワを取り出した。
「楽しかったけど、今度は一人で行ってみたい…」
拓巳に会ったことで、ナオの淡い恋心はますます大きくなっていった。
「拓兄ちゃんの彼女になりたい。拓兄ちゃんは私の事、いつまでも妹扱いだもんね…」
ナオは自分の想いを拓巳に伝えられないもどかしさに押し潰されそうだった。
自分を妹としかみてない、妹だから優しくしてくれる、そんなことは分かっている。
だからこそ、告白なんて出来ない。告白なんかしたら、拓巳は驚いて自分と距離をおくかもしれない。
そうすれば今までの妹という状況さえ壊れてしまうかもしれない。
「拓兄ちゃんが私を女の子としてみてくれるまで我慢しなきゃ…」
ナオは自分の部屋に戻るなり、ベッドの小さな戸棚からユビワを取り出した。
「楽しかったけど、今度は一人で行ってみたい…」
拓巳に会ったことで、ナオの淡い恋心はますます大きくなっていった。
「拓兄ちゃんの彼女になりたい。拓兄ちゃんは私の事、いつまでも妹扱いだもんね…」
ナオは自分の想いを拓巳に伝えられないもどかしさに押し潰されそうだった。
自分を妹としかみてない、妹だから優しくしてくれる、そんなことは分かっている。
だからこそ、告白なんて出来ない。告白なんかしたら、拓巳は驚いて自分と距離をおくかもしれない。
そうすれば今までの妹という状況さえ壊れてしまうかもしれない。
「拓兄ちゃんが私を女の子としてみてくれるまで我慢しなきゃ…」