おもちゃのユビワ
悩み
拓巳の部屋を訪れてから2週間が経っていた。秀二はあれからというもの、拓巳と一緒にいた女の子と拓巳の部屋にあった髪留めが気になっていた。
(あー、どうすりゃいいんだか…)
拓巳に聞けば早いのだが、秀二は聞けずにいた。
(もしかしたら、手をつないでいるように見えただけだったんじゃねえかな…)
(でもそれじゃ、あの髪留めはなんだ…)
「…村、藤村っ!」
「おい秀二!先生が呼んでるぞ。」
三上がこそこそ言いながら秀二の腕を引っ張った。
「あっはい。」
秀二は慌てて返事をして立ち上がった。
「おい、聞いてたか。授業中下ばっかり向いてたらいかんぞ。」
「すみません…」
「はい、罰として休み時間にみんなのプリント集めて持って来ーい。」
「はい…」
秀二は小さく返事をして座った。
キーンコーン
「はい、今日はここまで。藤村、プリント頼んだぞ。」
(あー、どうすりゃいいんだか…)
拓巳に聞けば早いのだが、秀二は聞けずにいた。
(もしかしたら、手をつないでいるように見えただけだったんじゃねえかな…)
(でもそれじゃ、あの髪留めはなんだ…)
「…村、藤村っ!」
「おい秀二!先生が呼んでるぞ。」
三上がこそこそ言いながら秀二の腕を引っ張った。
「あっはい。」
秀二は慌てて返事をして立ち上がった。
「おい、聞いてたか。授業中下ばっかり向いてたらいかんぞ。」
「すみません…」
「はい、罰として休み時間にみんなのプリント集めて持って来ーい。」
「はい…」
秀二は小さく返事をして座った。
キーンコーン
「はい、今日はここまで。藤村、プリント頼んだぞ。」