おもちゃのユビワ
「みーかーみーっ!誰が女じゃないのよっ!」
ナオが二人の会話を聞きつけて文句を言いに近づいてきた。
「いや、違うんだ。秀二がよ、中崎は女として見てねーって。」
慌てた三上の言い訳はナオの怒りの矛先を秀二に変えた。
「しゅーうじーっ?
どういう事かしら。こんなかわいい女の子を女の子としてみてないって、失礼なのよっ!」
ナオは
「女の子としてみられない」
という言葉に敏感になっていた。
拓巳の自分に対する気持ちを言い表している言葉だからだ。
「…なんだよ、別に男としては見てねーよ。」
「ふんっ。」
ナオはそう言うと、スタスタと歩いて行ってしまった。
(私だって女の子だっつーの!まったくもう。)
ナオが二人の会話を聞きつけて文句を言いに近づいてきた。
「いや、違うんだ。秀二がよ、中崎は女として見てねーって。」
慌てた三上の言い訳はナオの怒りの矛先を秀二に変えた。
「しゅーうじーっ?
どういう事かしら。こんなかわいい女の子を女の子としてみてないって、失礼なのよっ!」
ナオは
「女の子としてみられない」
という言葉に敏感になっていた。
拓巳の自分に対する気持ちを言い表している言葉だからだ。
「…なんだよ、別に男としては見てねーよ。」
「ふんっ。」
ナオはそう言うと、スタスタと歩いて行ってしまった。
(私だって女の子だっつーの!まったくもう。)