おもちゃのユビワ
小池
朝、ナオはいつものように寝坊し、遅刻寸前だった。いつものように立ったままパンをかじる。
いつもなら、この辺で秀二のチャイムの音が聞こえる。
「ナオ、そろそろ秀二くんが迎えに来るわよ。早くしなさい。まったくもう、毎日毎日。」
「分かってるって。もう行くから!」
母親が急かすので、ナオは靴を履きドアを開けた。
「あれ?秀二まだかな。珍しっ」
ナオは隣の秀二の家のチャイムを鳴らした。
ピンポーン
ドタバタと音がして秀二がドアを開けたが、どうしたことか、まだパジャマである。
「ナオ、悪りぃ。寝坊した!先走って行け!」
「えーっ!珍しいね。じゃ、後から来てよ、急いでね。」
「ああ、追いつくさ。」
そう言うと秀二はバタンとドアを閉めた。
「よぅし。追いつかせるもんか。」
ナオは走り出した。
いつもなら、この辺で秀二のチャイムの音が聞こえる。
「ナオ、そろそろ秀二くんが迎えに来るわよ。早くしなさい。まったくもう、毎日毎日。」
「分かってるって。もう行くから!」
母親が急かすので、ナオは靴を履きドアを開けた。
「あれ?秀二まだかな。珍しっ」
ナオは隣の秀二の家のチャイムを鳴らした。
ピンポーン
ドタバタと音がして秀二がドアを開けたが、どうしたことか、まだパジャマである。
「ナオ、悪りぃ。寝坊した!先走って行け!」
「えーっ!珍しいね。じゃ、後から来てよ、急いでね。」
「ああ、追いつくさ。」
そう言うと秀二はバタンとドアを閉めた。
「よぅし。追いつかせるもんか。」
ナオは走り出した。