おもちゃのユビワ
大会
結局何も解決されないまま、大会一週間前になった。
練習も佳境に入り、朝練も始まっていた。
そのおかげで、ナオと登校することもなく、大会の話をせずにすんでいた。大会の話が出れば、拓巳は来るのかと聞かれる事だろう。
ナオの方はというと、秀二の大会に拓巳が来ることを見込んで紗季とおしゃれの勉強に励んでいた。
「ナオ!もう一週間前だね。どう?セクシーになった?」
「そんな簡単にはいかないよ。髪はうまくできるようになったけど、やっぱメイクはね…なんかケバくなるんだよ。」
「よし、今日も特別レッスンだ。」
「ありがと、紗季~。うまくいったらおごるからねっ。」
「期待してるよ。」
練習も佳境に入り、朝練も始まっていた。
そのおかげで、ナオと登校することもなく、大会の話をせずにすんでいた。大会の話が出れば、拓巳は来るのかと聞かれる事だろう。
ナオの方はというと、秀二の大会に拓巳が来ることを見込んで紗季とおしゃれの勉強に励んでいた。
「ナオ!もう一週間前だね。どう?セクシーになった?」
「そんな簡単にはいかないよ。髪はうまくできるようになったけど、やっぱメイクはね…なんかケバくなるんだよ。」
「よし、今日も特別レッスンだ。」
「ありがと、紗季~。うまくいったらおごるからねっ。」
「期待してるよ。」