トシシタカレシ。
「俺は神崎 太陽(かんざき たいよう)って言います。ほぼ演劇部に入ろうと思ってます。よろしくお願いします。」
神崎…太陽って言うんだ、名前…
神崎君の声はまだ声変わりしてなくてカワイイ声だった。
最初目があった時からまだ少ししか経ってないけど、沢山彼の事を知れた。
でも何でアタシはこんなに神崎君の事が気になるんだろ…
自分でもよく分からない。
でもなんでかほっとけない。
ふと窓の外を見た。
そこには満開の桜が咲いていた。
演劇部に新しい春がやってくる。
アタシはなんだかワクワクした。