トシシタカレシ。
~太陽side~
「居ないな…」
結構色んなトコを探したつもりだけど、先輩はどこにも居ない。
昇下口にいるわけ無いか…
…あれ?
アレは木下先輩…?
…隣に誰かいる。
しかも男子。
先輩かな…?
あれ…?あの2人、手…繋いでる…
「早く来いよ~っ!」
「分かったよぉ~ぅ」
2人は仲良さそうに外に出ていった。
あの2人…
どういう関係なんだ…?
まさか…彼氏?
嘘…だろ…
木下先輩に彼氏が居たなんて知らなかった。
ただ、俺は2人の行く先が気になって。
行っちゃいけないのは分かってた。
だけど俺は部室に戻って荷物を取り、あの2人を追い掛ける事にした。