トシシタカレシ。

「ねっ、超楽しみ!!とにかくアタシは男子部員を沢山増やしたいなぁ~」

「おッ、杏子ったら気合い入ってんじゃん!!」

「確かにウチの部活、男子2人しか居ないもんねぇ…」

「しかもさっ、ウチの部活にはイケメン居ないじゃん!イケメン、一人位欲しくない?どう思う?杏子っ」

「確かにイケメンは重要だよね~部活に一人位イケメンが居れば、やる気出ちゃうかも!なんちゃって。」

「全く…2人共…」


宮ちゃんは特にイケメンに興味無いみたいだけど、アタシと夏梨はめっちゃ盛り上がった。


あ、イケメンと言えば…

…あの子、仮入部来るのかなぁ…

でもあの子、見るからに演劇部ってカンジじゃない。

入るならサッカー部とか、バスケ部とか、いかにもイケメンが集まりそうな部活だと思う。


…ってアタシったら何であの子の事考えてんだろ?


好きでも無いのに。


「杏子?何ボーっとしてんの?早くランチ食べよう!」

「あっ!ゴメン!今行く!!」


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