アルバイト
―1時間後

既にチラシを張り終えたタクヤがユウの部屋でユウの帰りを待っていると。

「タクちゃん仕事をもらって来たよ~」

ユウがドアを開けながら言ってくる。

「おっ、でかした…」

振り返ったタクヤがユウを見て氷付く。

「…おい、もしかしてそれが荷物か?」

タクヤがそれを指差す。

「そだよ♪」

ユウが抱えていたのは


赤ちゃんだった。

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