未来へ
「凌央<こんばんは>わ!?」
「こんばんは」
「こんばんは!凌央ちゃんって言うの?」
「うん…」
「そうか。いい子だな!!」
そう言って頭を撫でられた凌央は嬉しそうな顔をしていた。
「先生、家庭訪問、私が最後ですか?」
「あぁ。」
「なら今から餃子作るんで食べて帰ってください!!」
「いやいや、悪いよ。」
「どうせ作るんで一緒ですよ!!」
「なら遠慮なく…」
最近はよそよそしかったけど、いつの間にか先生も一緒に餃子を作っていて…
凌央も先生を気にいったみたいでベッタリだった。
「塚本って3人兄弟じゃないのか?」
「あっ、真ん中が友達の家に泊まるって連絡きました。
いつも部活とか忙しいのに、凌央の事も家の事も協力してくれるんで、たまにはいいよって言ったら喜んで行きました!!」
「そうか…」
そんな話をしていると凌央がリビングで寝てしまった。