未来へ
琉祈が突然私たちの前から居なくなった事で、辛いし、悲しいし、寂しいけど、琉祈が残して逝ったものはそれだけじゃない。
【当たり前】なんて言葉、この世には存在しないこと。
自分が【生きている】という事が言葉では表現出来ないほどの素晴らしい事だと言うこと。
琉祈が居なくならなかったら、私はまだキャバ嬢を続けていて、琉祈や凌央にさみしい思いをさしていただろう。
琉祈…ありがとう!
琉祈が居ないことはすごく寂しいけど、あたなが小さな男の子を庇って死んでしまったこと…
すごく誇りに思います。
それとね?
琉祈が言っていた
『ねぇちゃん、水越先生好きでしょ?』
って言葉、その場では否定したけど…
本当は大好きなんだ。
初めて家庭訪問に来てくれたとき琉祈は居なかったけど、あの時に大好きだって思った。
琉祈は1回会っただけだったのに、すごいね。
水越先生が大好きなんです。