アクアマリンの秘密【外伝】
「僕も同じだよ、桃依。」
「え?」
「僕もみんなのことがとても大事なんだ。それこそ失ったら立ち直れないほどにね。
僕にとって蒼刃は手のかかる弟で、星来は何するか分かんない妹、そして桃依は…。」
「ボクは…なに?」
「ちょっと気の休まる弟、って感じかな。」
「ホントー?」
「ホント。」
「そっかぁ…じゃあボク、蒼刃よりもお利口ってことだね!?」
「うん。それはもう確実にね。」
「じゃあボク、緑志の弟で蒼刃のお兄ちゃんだね。」
「うん。」
最初はこんなにみんなが大事な存在になるなんて思ってなかった。
でもね、みんなの過去を知って、優しさに触れて、辛いことも乗り越えて、その先の笑顔の中にいて…いつの間にかボクは…幸せを知ったんだ。
なかったはずの家族。
傍から見たら家族には見えないかもしれない。
でもボクにとってそんなことはどうでもいい。
ボクにとって家族だって思える存在がいることが…この旅の果てに手に入れることが出来た一番の宝物。
「あー…やっぱり星来に会いたくなっちゃったよー。」
「え?」
「星来に抱きついた時の蒼刃の顔、すっごいことになってて面白いんだもん。」
「じゃあ蒼刃と星来の邪魔しに行こうか。」
「うんっ!!」
「え?」
「僕もみんなのことがとても大事なんだ。それこそ失ったら立ち直れないほどにね。
僕にとって蒼刃は手のかかる弟で、星来は何するか分かんない妹、そして桃依は…。」
「ボクは…なに?」
「ちょっと気の休まる弟、って感じかな。」
「ホントー?」
「ホント。」
「そっかぁ…じゃあボク、蒼刃よりもお利口ってことだね!?」
「うん。それはもう確実にね。」
「じゃあボク、緑志の弟で蒼刃のお兄ちゃんだね。」
「うん。」
最初はこんなにみんなが大事な存在になるなんて思ってなかった。
でもね、みんなの過去を知って、優しさに触れて、辛いことも乗り越えて、その先の笑顔の中にいて…いつの間にかボクは…幸せを知ったんだ。
なかったはずの家族。
傍から見たら家族には見えないかもしれない。
でもボクにとってそんなことはどうでもいい。
ボクにとって家族だって思える存在がいることが…この旅の果てに手に入れることが出来た一番の宝物。
「あー…やっぱり星来に会いたくなっちゃったよー。」
「え?」
「星来に抱きついた時の蒼刃の顔、すっごいことになってて面白いんだもん。」
「じゃあ蒼刃と星来の邪魔しに行こうか。」
「うんっ!!」