年上のあなた(仮)



橋本類が彼だと分かって胸が高まった。



ドキドキしながらメールをみると『学校ついた?昨日は無理やり家につれこんでごめん』と書いてあった。




絵文字もなくて彼らしい。



思わずクスッと笑ってしまった。



『あんた、何笑ってんの?』



いきなり親友の美優に言われてビックリして手から携帯を落としてしまった。



『そんなにビックリしなくても・・・』とブツブツ言いながら美優は私の携帯を拾う。



あ、ヤバい!!



そう思った時には既に遅し。



『え、何これ!!どうなってんの?誰から?』



拾いあげた時にメールを見られてしまって一気に質問攻め



『あー・・・それは・・・』


『何隠してんの?話なさい』



そう言われて言わないわけにもいかなくて最初から美優に話した。



< 17 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop