年上のあなた(仮)
出会いも、彼にドキドキしてしまうことも、全部。
うーんと悩んでから美優は私に言った。
『それは、恋よ!!!』
こ、恋ーーっ?
『え、私、恋してるの?類さんに?』
嘘だ・・・・嘘・・・・
『相手に対してドキドキしたりするのは、恋なんじゃない?』
やっぱり、そうなのかな?
私だって恋愛経験はなかったわけじゃなかったからそれが恋かなって考えなかったわけじゃないけど
類さんに対して恋はないか・・・って勝手に思い込んでただけで。
『でも焦る必要はないし。ゆっくり考えなよ。』
そう言って私の頭をポンポンと撫でてから自分の席に帰ってしまった。
そんな美優の優しさが胸にしみた。
私、類さんが・・・・・好き、なんだ・・・