年上のあなた(仮)
それからしばらくして車が止まって降りた瞬間ビックリ。
高校生の私がこんな店に入ってもいいの?って思うぐらいリッチなお店。
『じゃあ、入ろうか。』
固まっている私をよそに類さんは私をまたエスコートする。
『で、でも・・・私こんな高そうなお店・・・』
思わず立ち止まってしまって。
『大丈夫。個室にしておいたから周りからは見られないから』
そう言って私を少しでも安心させてくれる。
またまた胸が高まった。
『いいえ。じゃあ行こう』
そう言って私の腰に回された類さんの腕。
さらっとこんなかっこいいことをするから余計にキュンとしてしまう。